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二つのデータが示す米国経済「景気後退まであと2年」

エコノミスト編集部

 世界経済やマーケットが転機に差し掛かっている。さまざまなデータに表れる変化のサインをどう読み解けばいいのか。週刊エコノミスト9月4日号の巻頭特集「大図解 プロが教える世界経済&マーケット」よりお届けする。【JPモルガン・アセット・マネジメント グローバル・マーケット・ストラテジスト・重見吉徳】

長短金利逆転は危ないサイン

 2009年に始まった米国の景気拡大は、19年6月に戦後最長の120カ月に並ぶ。しかし、米国の景気拡大は終盤戦であり、市場関係者の関心は相場が転換する時期へと移り始めている。世界経済をけん引する米国の景気後退入りは、すなわち世界経済の大きな転換を意味し、市場の混乱に直結するからだ。

 米国の景気後退局面入りを知るための有力な事前サインが二つある。「米国の長短金利の逆転現象」と「IS…

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エコノミスト編集部

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藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。