サンティアゴ新市街の無機的な高層ビル群。日本人の持つ南米のイメージとはかけ離れた空間(写真は筆者撮影)
サンティアゴ新市街の無機的な高層ビル群。日本人の持つ南米のイメージとはかけ離れた空間(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

地球の反対チリ・サンティアゴに30時間かけて着く

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

チリ・サンティアゴとバルパライソ編(1)

 日本から乗り換えを含め片道所要時間30時間前後。片道40万円以上もするビジネスクラスに手を出す気にはなれないが、50代前半の筆者には延々とエコノミークラスで乗り通す元気もない。なかなか足を向けにくいこの南米諸国に、2017年3月から1年間弱の間に3回の遠征を行うことになったのは、筆者にとっても想定外だった。しかしそれだけの魅力がこの地域には待っていたのである。中でも最も初心者向けと思える、チリの初訪問記。

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藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。