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「サイクルツーリズム」外国人に人気のしまなみ海道

エコノミスト編集部
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しまなみ海道は海上の回廊。ブルーラインで観光客も迷わず走れる(筆者撮影)
しまなみ海道は海上の回廊。ブルーラインで観光客も迷わず走れる(筆者撮影)

 「サイクルツーリズム」という言葉をご存じだろうか。自転車での観光による地域の活性化で、最近脚光を浴びている。週刊エコノミスト9月11日号の特集「快走!自転車ツーリズム」よりダイジェストでお届けする。【元『サイクルスポーツ』編集長・宮内忍】

瀬戸内の島を眺める絶景ルート

 サイクルツーリズムの先進地といえば、広島県尾道市と愛媛県今治市にまたがる「しまなみ海道」だ。1999年に開通した本州と四国を結ぶ3番目のルートで、八つの島が一つの渡船と七つの橋で結ばれている。サイクリングロードの距離は約70キロ。本州と四国を結ぶ3ルートの中で、唯一、自転車の通行が可能だ。沿線の、2015年度の自転車通行量は32万5853台で、12年度からほぼ倍増した(当時の瀬戸内しまなみ海道振興協議会による推計値)。

 しまなみ海道の魅力は、独特なロケーションに尽きる。海峡に架かる橋は、航路を維持するため高い位置にあ…

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。