海外特派員リポート

トランプ氏の鉄鋼輸入制限で活況!? 米港町の将来は

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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数十年ぶりにフル操業となった鉄鉱石加工工場=米中西部ミネソタ州ツーハーバーズ近郊で2018年6月27日、清水憲司撮影
数十年ぶりにフル操業となった鉄鉱石加工工場=米中西部ミネソタ州ツーハーバーズ近郊で2018年6月27日、清水憲司撮影

 トランプ米大統領の保護主義政策で活況に沸く地域がある。3月に発動した鉄鋼製品の輸入制限を受け、米国内では関連製品の価格が上昇し、採算が合うようになった製鉄所が次々に操業を再開した。製鉄所に鉄鉱石を供給する中西部ミネソタ州は恩恵を受ける地域の一つだ。ここは11月の議会中間選挙、2020年の次期大統領選で激戦が予想されている。現地で感じたのは、輸入制限の長期継続の気配だ。

 「トランプ氏は経済政策の天才だ。オバマ(前大統領)が解決できなかった問題を解消しつつあるんだから」…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。