ニッポン金融ウラの裏

日本の取引所の国際競争力が高まらないウラ事情

浪川攻・金融ジャーナリスト
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東京証券取引所=2015年5月8日、関口純撮影
東京証券取引所=2015年5月8日、関口純撮影

 わが国の資本市場をめぐっては解決が先送りされたままに置かれている課題が少なくない。そのひとつが証券取引所の「国際競争力」である。

 世界の主要取引所は劇的な再編劇が繰り広げられてきた。たとえば、エネルギー関連などの金融先物・オプション取引を主力とする米インターコンチネンタル取引所(ICE)が、ニューヨーク証券取引所を傘下に置くNYSEユーロネクストを買収し、強大な総合取引所、ICEグループに変身した。

 フランクフルト証券取引所はヨーロピアン・エネルギー取引所などとともにドイツ取引所グループに変わった…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。