素顔の沖縄けいざい

安室奈美恵さんフィーバーに思う「沖縄の魅力と課題」

渡部晶・沖縄振興開発金融公庫副理事長
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安室奈美恵さんの最後のライブツアーを収めた映像作品の広告看板=東京・渋谷駅前で2018年8月29日、竹内紀臣撮影
安室奈美恵さんの最後のライブツアーを収めた映像作品の広告看板=東京・渋谷駅前で2018年8月29日、竹内紀臣撮影

 沖縄、そして日本の歌姫である安室奈美恵さんの引退に関連する話題が日本中を駆け巡っている。ライブのDVDやCDベスト盤も大ヒットだ。

 安室さんのすさまじい人気について、沖縄の芸能文化に詳しい沖縄県立芸術大学の久万田晋教授は、「本土の人々は沖縄にアメリカ文化的なものを期待する。安室は卓越した音楽性やダンスパフォーマンスでそれに応えた」と指摘する(読売新聞9月8日付朝刊)。

 ただ、一方で、沖縄出身のバンド、HYやBEGINのような、いわゆる「沖縄らしさ」を前面に出した音楽…

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渡部晶

沖縄振興開発金融公庫副理事長

1963年福島県生まれ。87年京都大学法学部卒、大蔵省(現財務省)に入省。福岡市総務企画局長、財務省地方課長兼財務総合政策研究所副所長、内閣府大臣官房審議官(沖縄政策担当)などを経て、17年6月から現職。沖縄をはじめ、地域振興の仕事に携わってきた。「月刊コロンブス」(東方通信社)で書評コラムを掲載中。