藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

世界遺産バルパライソ 斜面に広がる明るい港町に感激

藻谷浩介・地域エコノミスト
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バルパライソ港を見下ろす丘の一つで、画家が絵を売っていた(写真は筆者撮影)
バルパライソ港を見下ろす丘の一つで、画家が絵を売っていた(写真は筆者撮影)

チリ・サンティアゴとバルパライソ編(3)

 高校時代だっただろうか。何かの本で写真を見てから、いつか行きたいと思っていた。真っ青な太平洋に向かう丘を、埋め尽くすカラフルな家並み。斜面を上下する素朴な造りのアセンソール(屋外エレベーター)。「バルパライソ=天国の谷」という名前にふさわしい、明るい異国情緒に満ちたこの港町に、ようやく足を運ぶ機会が訪れた。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。