
保険を見極める(6)
自然災害が日本を襲っている。6月には大阪北部地震、9月6日には北海道南西部の胆振(いぶり)地方を震源とする地震があり、大きな被害があった。地震で自宅が被災した場合、生活再建をどう手当てできるのか。個人が備えるためのほぼ唯一の手段は「地震保険」だ。
国の経済的支援には限界
地震保険は地震・噴火やそれによって発生した津波による建物・家財への損害を補償する。こうした損害は火災保険ではカバーされないため、それを補うものだ。
大地震の発生頻度や損害規模は予測が難しく、民間保険会社だけではリスクを負いきれない。このため地震保険は、国と保険会社が共同運営し、保険金支払いを国がバックアップする公共性の高い仕組みが取られている。補償内容や保険料はどの保険会社でも同じだ。
この記事は有料記事です。
残り1317文字(全文1657文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ