東芝問題リポート

「仇敵だったWDと再出発」東芝メモリが直面する難問

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式典に出席した成毛康雄・東芝メモリ社長(左)とスティーブ・ミリガン米ウエスタン・デジタルCEO(右)=三重県四日市市で2018年9月19日、今沢真撮影
式典に出席した成毛康雄・東芝メモリ社長(左)とスティーブ・ミリガン米ウエスタン・デジタルCEO(右)=三重県四日市市で2018年9月19日、今沢真撮影

東芝メモリの四日市新工場棟完成(1)

 東芝本体から切り離され米投資会社の傘下に入った半導体大手、東芝メモリが、三重県の四日市工場に建設していた新たな工場棟が完成した。「第6製造棟」と呼ばれるこの工場棟は最新の半導体メモリー製品の製造工場で、東芝メモリが2017年2月に着工していた。

 9月19日に行われた完成式典には、東芝メモリの提携先で、四日市工場に共同出資してきた米半導体大手、ウエスタン・デジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)が姿を見せた。ウエスタン・デジタルといえば東芝メモリの売却をめぐり東芝と激しく対立し、一時は互いに“仇敵(きゅうてき)”と言われた相手だ。

 東芝は17年、原発事業で被った損失を穴埋めするため、子会社、東芝メモリを売却することを決めた。最終…

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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