東芝問題リポート

「半導体価格急落」東芝メモリ新工場の先行きに暗雲

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完成式典で鏡開きをする成毛康雄・東芝メモリ社長(中央)ら=2018年9月19日、今沢真撮影
完成式典で鏡開きをする成毛康雄・東芝メモリ社長(中央)ら=2018年9月19日、今沢真撮影

 東芝メモリが5000億円を投資して完成させた三重県の四日市工場第6製造棟。ここは、スマホやUSBメモリーの記憶媒体として使われる「NAND型フラッシュメモリー」の最新鋭の製品の専用工場だ。だが、先行きに暗雲がかかっている。フラッシュメモリーの販売価格が年明け以降急落し、昨年に比べて3割程度下がっているのだ。

 「製品販売価格は昨年の反動でダウンしているのは事実だ。これが致命的なものだとは考えていないが、短期的には影響を受ける。下半期の価格動向がどうなるか、非常に危惧している」

 成毛康雄・東芝メモリ社長は、9月19日に行われた第6製造棟の完成式典後の記者会見でこのように述べた。そして、「売れないものは作らない。作りすぎないように調整していくことも考える」と述べ、場合によっては四日市工場の減産も視野に入れていることを明らかにした。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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