熊野英生の「けいざい新発見」

来年10月の消費増税は景気への影響が実は小さい?

熊野英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
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来年は約束通り消費税を上げるのか(安倍晋三首相=左=と麻生太郎財務相=右、9月21日)
来年は約束通り消費税を上げるのか(安倍晋三首相=左=と麻生太郎財務相=右、9月21日)

 2019年10月に消費税率が8%から10%へと引き上げられる予定である。自民党総裁選でも、その方針が安倍晋三首相によって確認された。これから年末にかけて、増税に対応した反動減対策が行われることになるだろう。

 では、その景気への影響はいかに。私たちは、14年4月に税率8%に上がったときのインパクトが相当に大きかったという記憶がある。だから、また駆け込み需要の反動減が襲ってくるのではないかと警戒してしまう。

 具体的に課税によって増える負担額を計算してみると、14年に比べて今度の増税はインパクトが小さいこと…

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熊野英生

第一生命経済研究所 首席エコノミスト

1967年山口県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。90年、日本銀行入行。調査統計局などを経て、2000年、第一生命経済研究所入社。11年4月から現職。専門は金融政策、財政政策、金融市場、経済統計。