スルガ銀行 不正の構図

スルガ銀“実質トップ”だった岡野喜之助氏の重大責任

編集部
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スルガ銀行本店=静岡県沼津市で2018年3月15日、石川宏撮影
スルガ銀行本店=静岡県沼津市で2018年3月15日、石川宏撮影

 スルガ銀行の第三者委員会は、同行の経営層が、不正融資を主導した営業担当の麻生治雄・元専務執行役員に現場を任せきりにしていたと指摘する。そして、麻生氏を取り立てた故岡野喜之助・元副社長がそうした体制を作った「主たる責任者である」と厳しく批判した。喜之助氏は副社長在職中の2016年7月に69歳で急逝している。どういう人物だったのか。

 スルガ銀行は岡野光喜氏(73)が社長・会長として33年間トップに座り、9月7日に不正融資問題で引責辞任した。その2歳下の実弟が喜之助氏だ。光喜氏が対外的な「スルガ銀行の顔」だったのに対し、喜之助氏は銀行業務全般の決裁権限を持ち、人事を掌握する実力者だった。第三者委員会は、存命中は喜之助氏がスルガ銀行の実質的な経営トップだったと見る。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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