
職場でのコミュニケーションで、言いにくいことや大切なことを伝えなければならないことがあります。連載「働く女の品格」の番外編として、こうしたコミュニケーションの際にぜひとも注意してほしいことを2回に分けてお伝えします
言いにくいことを伝えるとき
断ったり、無理なお願いをしたり、クレームを伝えたり……。ふつうに仕事や生活をしていたら、言いにくいことを伝えなければならない場面はたくさんありますね。できれば、そんなとき、カドが立たない言い方ができたり、こちらの要望をスムーズにわかってもらえたら、と思うはずです。
まずクレームを言うときには、ただ自分の感情をぶつけるだけのような言い方はおすすめしません。期待したとおりになっていないため、不満、不快、がっかり、残念という気持ちを感じている状況だということを伝えます。現実にこうなっているという事実を伝え、今後、どうしてほしいのか(ほしかったのか)を具体的に伝えましょう。
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戸田久実
コミュニケーション研修講師
アドット・コミュニケーション代表取締役。日本アンガーマネジメント協会理事。大学卒業後、民間企業で営業、社長秘書として勤務。現在は研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師として活躍する。「アンガーマネジメント」「女性リーダー養成」といった多岐にわたる研修や講演を実施。講師歴は26年。著書に「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)など。
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