藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

パラグアイ・アスンシオン 南米最貧国の首都を歩く

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
アスンシオン旧市街の高層ビル群とその横のスラム。この町を象徴する光景(写真は筆者撮影)
アスンシオン旧市街の高層ビル群とその横のスラム。この町を象徴する光景(写真は筆者撮影)

パラグアイ・アスンシオン編(1)

 アスンシオンと聞いても、どこかも知らなければ関心もない人がほとんどだろう。だが筆者にとっては、小学校4年生当時に背伸びして買ってきた世界地理の本で読んで以来、いつも頭の片隅にある地名だった。当時も今も南米最貧国とされるパラグアイの、紹介される機会のない首都を歩いてみて感じた、21世紀の希望と落とし穴。

この記事は有料記事です。

残り2941文字(全文3109文字)

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。