ニッポン金融ウラの裏

“地域のエリート”を独占採用してきた地銀の袋小路

浪川攻・金融ジャーナリスト
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 来年4月入社予定の学生を対象とする採用活動が終盤戦を迎えている。国内経済の改善を背景に企業が採用を積極化させており、引き続き、売り手市場の様相を呈しているという。そうしたなかで、地銀業界に異変が起きている。採用活動で苦戦を強いられている地銀が少なくないからだ。

 最近、九州の中堅地銀のトップはこうぼやいた。「現在、第3次の募集を行っているが、いまだに内定数が採用予定人数に達しない」。期待するような学生が乏しいために内定数が予定に達しないというのではない。面接などに訪れる学生が少ないからという話である。

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。