マンション・住宅最前線

進化するマンション「全戸宅配ボックス付き」の時代に

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 不在時でも荷物を受け取れる「宅配ボックス」をマンションに備えるケースは以前から多い。

宅配ボックス「すべて使用中」の課題

 受取人が不在の場合、宅配業者は荷物を宅配ボックスに収め、暗証番号を記した紙を郵便受けに入れる。受取人は帰宅してからこの暗証番号でボックスを開け荷物を受け取る。これが基本的な操作方法だ。現在は、ICカードを使うなどさらに進化した利用方法もある。

 マンションの集合郵便受けの横などに宅配ボックスがあれば、再配達を防ぐことができ、1人暮らしや夫婦共働きで昼間留守にする家庭にはうれしい設備となる。ところが、近年、宅配される荷物の増加で「宅配ボックスがすべて使用中」となるケースが増えてしまった。これでは、再配達を防ぐ役割を果たせない。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。