スルガ銀行 不正の構図

シェアハウス1億円超で購入「私はどこで間違えた?」

編集部
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スルガ銀行東京支店前で抗議デモをする参加者=東京都中央区で2018年10月2日、今沢真撮影
スルガ銀行東京支店前で抗議デモをする参加者=東京都中央区で2018年10月2日、今沢真撮影

 東京23区内にあるJRの駅から徒歩3分ほどの喫茶店で、会社員、Aさん(51)と待ち合わせた。Aさんはこの日早朝、東京・日本橋のスルガ銀行東京支店前で行われた「スルガ銀行・スマートデイズ被害者同盟」の抗議デモでビラ配りをした後、会社に出勤した。スルガ銀行の融資を受けて、シェアハウス「かぼちゃの馬車」を購入した一人である。勤務先に近いその喫茶店で2時間半にわたり、購入の経緯を取材した。

 Aさんは横浜市在住。製薬会社に勤める。今回問題になったシェアハウスを購入する前から、戸建ての自宅のほかに、ワンルームマンション4戸を購入していた。いずれも23区内にあり、2010年から13年まで、毎年1戸ずつ購入した。購入資金は全額融資を受けた。融資元は物件ごとに異なり、銀行3行、ノンバンク1社だった。このうち一つがスルガ銀行だった。

 融資の金利は2%から3.5%までまちまち。4戸とも賃貸し、家賃収入は月25万円ほどになった。銀行やノンバンクへの元利返済額もほぼ同額で、もうかっておらず、損もしていない。そんな状況だった。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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