スルガ銀行 不正の構図

「かぼちゃの馬車」に群がった“悪の平行四辺形”

編集部
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スルガ銀行の融資を受けてシェアハウスを購入した人たちの抗議デモ=2018年10月11日、今沢真撮影
スルガ銀行の融資を受けてシェアハウスを購入した人たちの抗議デモ=2018年10月11日、今沢真撮影

 スルガ銀行の融資を受けてスマートデイズからシェアハウスを購入した人たちは、今年初め、「スルガ銀行・スマートデイズ被害者同盟」という団体を組織した。被害者同盟は、交渉を委任した「被害弁護団」とともに、自分の背負うことになった借金と、その経緯を報告し合い、「事件の全体像」をまとめた。

 「事件」の中心的な存在、スマートデイズ社は、2014年から17年にかけて東京23区を中心に、シェアハウス約1000棟を建てて約700人の個人に販売し、丸ごとサブリース(転貸)を受けて管理していた。女性専用の「かぼちゃの馬車」のほか、男性も入居できる物件など、いくつかのブランドがあった。

 物件の購入費を個人に融資したのはスルガ銀行だ。最も取扱物件が多いのは横浜東口支店だった。不動産仲介業者が客を探し出し、シェアハウス購入を勧誘した。仲介業者の数は少なくとも36社。さらに、物件を建築する建築会社が関わった。数は少なくとも20社にのぼる。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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