メディア万華鏡

自滅した新潮45と“まっとうな便乗商法”の文芸誌

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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 「新潮45」は炎上商法のあげく休刊となってしまったが、これに乗じたまっとうな“商法”で注目なのが、日ごろは目立たない文芸誌だ。

 まず新潮社の「新潮」11月号。編集後記で矢野優編集長が、「新潮45」10月号の文芸評論家の小川栄太郎氏の寄稿に差別的表現があると認め、おわびをしたのは新聞記事にもなった。そもそもの杉田水脈衆院議員の「LGBTには生産性がない」とする寄稿への言及がなかったのは物足りなかったが、評価されたようだ。

 同号は、作家の高橋源一郎氏による「『文藝評論家』小川栄太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた」も緊急掲…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。