世界のお墓

死後もケネディ大統領を守るジャクリーン夫人のお墓

長江曜子・聖徳大学教授
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ジャクリーン夫人(右)とともに就任式に向かうケネディ大統領=1961年1月20日撮影(UPI)
ジャクリーン夫人(右)とともに就任式に向かうケネディ大統領=1961年1月20日撮影(UPI)

 米国ワシントンDCの国立アーリントン墓地において、最も美しい緑の丘の下に、暗殺された第35代ジョン・F・ケネディ大統領が眠っている墓がある。永遠の火が円形の石の中央に燃え続け、土葬された墓地にある黒い石碑のプレートに大統領の名が刻まれている。

 私が初めてこの墓のスライドを見たのは小学6年生のころだった。母方の祖父が、米国で養鶏の研修をした土産話に、孫に見せてくれたスライドだった。

 日本初の衛星中継が、あろうことかケネディ大統領暗殺の映像になった。1963年11月22日、ダラスで…

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長江曜子

聖徳大学教授

1953年茨城県生まれ。加藤組・石匠あづま家社長。明治大大学院・共立女子大大学院博士課程修了。家業の石材店を経営するかたわら、世界45カ国を回りお墓の比較研究を行う。日本における墓地と葬送研究の第一人者として、日本葬送文化学会会長を長く務めた。現在、聖徳大学生涯学習研究所長を務める。「21世紀のお墓はこう変わる」(朝日ソノラマ)、「臨終デザイン」(明治書院)など著書多数。