良い物をより高く売る経営

24時間営業廃止でも売り上げ増「ロイホの働き方改革」

中村智彦・神戸国際大学教授
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全店舗で24時間営業をやめたロイヤルホスト=2016年12月7日、根岸基弘撮影
全店舗で24時間営業をやめたロイヤルホスト=2016年12月7日、根岸基弘撮影

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングス(HD)は、24時間営業廃止や店舗のキャッシュレス化など外食大手の中で先進的な取り組みを行っている。今回は同社の働き方改革の内容と、その効果について紹介する。

 2017年11月にオープンしたロイヤルHDの研究開発店舗「ギャザリングテーブルパントリー」では、現金を取り扱わないキャッシュレス化や、パナソニックと共同研究した多機能オーブンを活用し、セントラルキッチンで作った製品を自動調理するようにして、働き方改革と生産性の向上に取り組んでいる。こうした施策を通じて、同社はグループ内の働き方改革にも取り組み、注目を集めている。

 ロイヤルHDの野々村彰人常務は、「当社では現場の負担を軽くする省力化のため、すでにロイヤルホスト全店に掃除ロボを導入したり、他チェーンの一部の店舗で食器洗浄ロボ、自動配膳ロボを大学や企業と共同研究したりしています。また、セントラルキッチンの工場へのロボットの導入も進めています」と話す。

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。