
日米株価の上下動(変動率=ボラティリティー)が大きくなっている。10月10日にニューヨーク市場の株価が前日比831ドルも急落したのは世界を驚かせたが、市場は楽観論が支配していた。今回の株安は2018年2月の急落とよく似ていて、しばらくすれば上昇基調に戻るだろうという見方だった。
そうした自信の背景には、米国の経済指標が強いことがある。このままの勢いで12月のクリスマスセールの波に乗れば、雇用増から小売り増、そして株価上昇へ続いていくだろうという見通しが成り立つ。
しかし、翌11日の株価はさらに同545ドル下落。最初の急落から時間が経過すると、その後世界的に群発する株価下落の売り圧力は意外に大きく、急回復のシナリオが難しいことがわかってきた。
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