良い物をより高く売る経営

大阪・吹田「駅前開発」で起こる“市内の集客争い”

中村智彦・神戸国際大学教授
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JR岸辺駅周辺では大規模な再開発が行われている=2018年8月、筆者撮影
JR岸辺駅周辺では大規模な再開発が行われている=2018年8月、筆者撮影

 近畿地方以外の人には意外かもしれないが、大阪駅と京都駅はJR東海道線(京都線)の新快速でわずか30分ほどだ。距離にして42.8キロの京都線沿線は、大阪府側から大阪市、吹田市、摂津市、茨木市、高槻市、島本町と続き、京都府に入って大山崎町、長岡京市、向日(むこう)市、京都市までが連なる。いずれの市町も「ベッドタウン」「衛星都市」と呼ばれてきた住宅地である。

 この京都線沿線で、最近、大きな変化が見られる。新駅の開業や駅前再開発の進展だ。この影響で、地域の商…

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。