ニッポン金融ウラの裏

東証システム障害で吹き出した株式取引の“大問題”

浪川攻・金融ジャーナリスト
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売買システムの一部で障害が起きた東京証券取引所=2018年10月9日、和田大典撮影
売買システムの一部で障害が起きた東京証券取引所=2018年10月9日、和田大典撮影

 東京証券取引所で10月9日に発生したシステム障害問題は、東証が24日に金融庁に報告書を提出するとともに、内部の責任を明確化したことで、沈静化したように見える。システム障害に伴って生じた証券各社の損失額が当初懸念された額よりも大幅に少なかったことも世の中が大騒ぎしていない理由だろう。だが、果たしてこれで一件落着と言えるのか。後味の悪さが残っている。

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。