スルガ銀行 不正の構図

新築シェアハウスで7000万円の損? 購入者の絶望

編集部
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被害者同盟代表のJさんが購入したシェアハウス
被害者同盟代表のJさんが購入したシェアハウス

 シェアハウス運営会社、スマートデイズが東京・竹橋で開いた「オーナー様説明会」で、LINEのアカウントを書いた紙を配り、「つながりましょう」と購入者に呼びかけた男性。後に「スルガ銀行・スマートデイズ被害者同盟」の代表になる会社員、Jさんだ。

 東京都内に住むJさんは40代後半。東京都世田谷区のシェアハウス物件を1棟、1億9000万円でスマートデイズから購入し、スルガ銀行横浜東口支店で全額融資を受けた。物件は2017年9月に完成したが、入居者が一人も決まらないまま日にちだけが過ぎていた。

 別のシェアハウス運営会社の経営が破綻したとの情報をJさんはインターネットで知った。「スマートデイズも危ないのでは?」。危機感を持ちスマートデイズの担当者に連絡し「大丈夫か、どうして入居者が決まらないのか」と詰め寄った。担当者は「法人に1棟貸ししようと思っています」と答えたが、具体的な動きがあるとも思えなかった。

 その矢先の10月下旬、スマートデイズから「家賃保証減額」の知らせが届いた。Jさんの物件の金利返済は始まっていた。このあと、11月、12月と金利返済分の金額だけがスマートデイズから振り込まれた。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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