高齢化時代の相続税対策

老人ホームに入る82歳母 姉妹で備えた「介護と相続」

広田龍介・税理士
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 M子さん(52)は2人姉妹の妹だ。母(82)が老人ホームに入居することになり、今後の母の介護や相続について姉と相談することになった。

姉夫婦と敷地内同居

 母の主な財産は、東京都内住宅地にある396平方メートルの自宅敷地、その真ん中に建つ母屋(母の自宅)と庭先にある離れの建物、それから多少の現預金だ。離れの建物には姉夫婦が住んでおり、姉の夫と母の共有名義になっている。

 さらに、M子さんが5年前に不動産取得のため「相続時精算課税」制度を利用して母から贈与を受けた600…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。