人生に必要な「おカネの設計」

45歳独身女性「1000万円変額保険」を勧められて…

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 ファイナンシャルプランナー(FP)である私のところには、たくさんの人たちがお金の相談で訪ねて来ます。これまで人生に必要なお金の設計に関する五つのステップを見てきました。ここからは、実際の相談事例から具体的な資産形成の方法について考えていきます。

 今回は、会社員で独身のA子さん(45)のケースです。A子さんは、ある無料のマネーセミナーに参加したところ、会場に待機していたFPの個別相談を受け、そこである金融商品を勧められました。会場ではFPの話に納得できる部分があったものの、帰宅して冷静になると迷ってしまったそうです。そこで、私のところに相談に来ました。

 勧められたのは、保険料1000万円の米ドル建て一時払いの変額終身保険でした。このFPはA子さんに「このままでは老後資金が2000万円ほど足りません。1000万円で保険を買い、退職までの15年で倍にしましょう」と言ったそうです。しかし、後で商品をネット検索したところ、否定的なコメントがいくつか見られたと言います。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。