地域活性化の挑戦者たち

よそ者33歳カフェ店主が変えた東京・幡ケ谷の商店街

櫻田弘文・クエストリー代表取締役
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コーヒー専門店「パドラーズコーヒー」の代表、松島大介さん=筆者提供
コーヒー専門店「パドラーズコーヒー」の代表、松島大介さん=筆者提供

 東京都心で注目度を高めている商店街がある。京王線の幡ケ谷駅(渋谷区)から南に徒歩数分の西原商店街だ。400メートルほどのメイン通りを中心に、現在約50店が軒を連ねる。最近、「しゃれた店が増え、活気がある商店街」として雑誌やウェブメディアで特集を組まれることが増えている。こうした動きの中心的存在が、今回紹介するコーヒー専門店「パドラーズコーヒー」の代表、松島大介さん(33)だ。

 同店は、2015年に西原商店街で開業。生産工程やブランドなどが徹底管理される米オレゴン州ポートランドのコーヒー生産販売会社「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」の豆を国内で唯一正規に取り扱う店として、すぐに人気店となった。

 松島さんは、「地域の誰もが集える店作り」を目指している。豆を販売する店内はカフェスペースとなっており、子連れのママから年配の人まで客層が幅広い。客同士が語り合ったり、読書にふけったり、思い思いの過ごし方をしている。チェーン店などで見かける電源コンセントや無線LANサービスなどはない。

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櫻田弘文

クエストリー代表取締役

1955年山梨県生まれ。日本大学卒業後、78年に販売促進の企画・制作会社に入社。2001年、クエストリーを設立して独立。中小企業経営者向けの「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰する他、数多くの専門店や飲食店のブランディングを実践的に指導している。