名家のルーツ

「K&K缶つま」が人気 食品商社の国分家300年史

森岡浩・姓氏研究家
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東京・日本橋の本社ビルにある「K&K」のロゴ=2018年11月22日、田中学撮影
東京・日本橋の本社ビルにある「K&K」のロゴ=2018年11月22日、田中学撮影

 2012年5月、東京・帝国ホテルで「国分(こくぶ)創業300周年感謝の集い」が開催された。取引先や同業者、マスコミ関係者、流通業界の重鎮ら1100人が招待され、享保元(1716)年の目録帳や、しょうゆ販売用に開発された「国分瓶」と呼ばれる一升瓶など、同社の歴史を示す関係資料が展示されたという。

 この「国分」は、酒類・食品類の総合商社として知られる国分グループ本社のことだ。「K&K」の登録商標で知られ、食品卸業界では財閥系の三菱食品や日本アクセス(伊藤忠商事系列)に次ぐ売上高を誇っている。

 グループのトップは、代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)を務める12代目の國分勘兵衛氏。300…

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森岡浩

姓氏研究家

1961年、高知県生まれ。早稲田大学在学中に独学で姓氏研究を始める。文献調査やフィールドワーク、統計を用いた実証的手法を用いる。2017年4月からNHK「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」に出演。著書、多数。