メディア万華鏡

本当の敵は誰なのか?「名誉男性」批判へのモヤモヤ感

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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「伝統と創造の会」総会に臨む稲田朋美氏=衆院第2議員会館で2017年12月11日、川田雅浩撮影
「伝統と創造の会」総会に臨む稲田朋美氏=衆院第2議員会館で2017年12月11日、川田雅浩撮影

 「稲田朋美って『名誉男性』なんだって。分かる」というメールが友人から届いて以来、モヤモヤが続いている。

稲田朋美氏に続き杉田水脈氏も

 添付されていたのは、ネットメディア「現代ビジネス」に作家のこかじさら氏が書いた「女性の本当の敵は、実は『名誉男性』かもしれない」という記事(5月6日)。

 こかじ氏は「女性なのに、男尊女卑の『男系原理主義者』になっている女を『名誉男性』と言う。稲田朋美や櫻井よしこも、『名誉男性』として、自称保守の懐古趣味オヤジのアイドルになってご満悦である」という漫画家の小林よしのり氏のウェブサイトの言を引き、女性活躍の先駆けともいえる稲田氏に女性が共感できないのは、「『名誉男性』と言われる彼女が活躍しても、女性の地位向上につながらないのだから」と説く。

 小林氏はその後、自身のウェブサイト(7月2日)に「杉田水脈という国会議員は『準男性』であり、『名誉…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。