統計学のきほん

「統計学の父」が気づいたフランス人若者の“異常値”

本丸諒・サイエンスライター
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 データのバラツキ度を数値で示す「分散」と「標準偏差」のいずれかと、「平均値」の二つがわかると、統計学を使う分析の“出発点”に立つことができます。今回は、平均値と標準偏差の二つから描ける「正規分布」というグラフがどのようなものかを見てみます。

正規分布は「よく見かける分布」

 「正規分布」はどのようなグラフでしょうか。多くの人は「正規」という言葉に惑わされ、統計学のスタート地点でつまずく原因になることもあります。正規は「正式な規則」で、その分布だから「正式な規則の分布」ということでしょうか。

 正規分布は英語で「normal distribution」です。「ごくありふれた(ノーマルな)、ど…

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本丸諒

サイエンスライター

横浜市立大学卒業後、出版社に勤務。主にサイエンス分野の書籍を手掛け、月刊のデータ専門誌編集長を務める。独立後、編集工房シラクサを設立。日本数学協会会員。著書に「文系でも仕事に使える統計学はじめの一歩」(かんき出版)、「マンガでわかる幾何」(SBクリエイティブ)、「意味がわかる微分・積分」(ベレ出版)などがある。