サイバー攻撃の脅威

屋外広告をハッキング「悪ふざけ」を感謝された大学生

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 自己顕示やいたずらを目的とする屋外広告ディスプレーのハッキングは時々ある。2013年3月8日、セルビア人大学生2人(21歳と20歳)が首都ベオグラードの共和国広場にある屋外広告ディスプレーに、自身の携帯電話からハッキングした。まず、スペースインベーダー(侵入してくる宇宙人を迎撃するゲーム)で遊んでいる様子を22分間表示した。

 それから、「Hacked4Fun(遊びでハッキングした)」という言葉と、ガンジーの明言とされる「はじめに彼らは無視し、次にあざけり、そして攻撃してくるだろう。そして我々は勝つのだ」という言葉を表示した。次に大学生たちは、その屋外広告ディスプレーを所有している会社にセキュリティー上の欠陥とその直し方を送った。

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。