人生に必要な「おカネの設計」

毎月の取り崩し額がわかる「老後設計の基本公式」とは

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 多くの人は、公的年金とリタイアまでにためた資金を取り崩して老後の生活費とします。老後の生活費がいくらになるのかがわかれば、いたずらに心配する必要がなくなります。もし資金が足りなければ、リタイアまでに貯蓄額を増やすための対策を取ることができます。今回は、生活費の目安がわかる「老後設計の基本公式」を紹介します。

 ある無料のマネーセミナーでファイナンシャルプランナー(FP)に一時払いの外貨建て変額終身保険を勧められたことで、私のところに相談に来たA子さん(45)は、「老後設計の基本公式」で自分の老後の生活費を試算しました。

 A子さんは、現在の年収が約500万円で、預貯金が約2700万円あります。1人で住む自宅マンションがあり、もしもの時のための葬儀費用として保険金額300万円の円建ての終身保険にも加入しています。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。