サイバー攻撃の脅威

身代金目的「ペトヤ」ウイルスが標的にした業界とは

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 2017年6月27日、米大手製菓・飲料会社の社内システムが身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)に感染し、製品の発送と納品書の送信が4日間にわたってできなくなった。

 ペトヤと呼ばれるこのランサムウエアは、主にヨーロッパと北米で猛威をふるった。この時期、ブラジル、米国、ドイツ、ロシア、ベルギーなど65カ国で被害が出た。日本での被害は報告されていない。

 ランサムウエアに感染すると、コンピューター内のファイルが暗号化されてロックがかかる。そして、「復旧…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。