人生100年時代のライフ&マネー

学生の4割が受ける奨学金は「超低金利の学生ローン」

渡辺精一・経済プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
日本学生支援機構の奨学金のパンフレット
日本学生支援機構の奨学金のパンフレット

「無償化」時代の教育費(4)

 教育費負担が増し、大学進学時に資金をまかなえない家庭も多い。今や大学生の2人に1人は奨学金に頼る。だが、その代表格である国の奨学金の中心は「貸与型」で、学生にとっては人生で住宅ローンに並ぶ大きな「借金」になる可能性も高い。制度について十分理解しておくことが不可欠だ。

教育を支える社会インフラ

 国の奨学金は、独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)が運営している。2017年度で奨学金を受けた学生は129万人と全体の約4割にあたり、貸与額は年間1兆円を超える。まさに日本の教育を支える社会インフラだ。

 奨学金というと返す必要のない「給付型」のイメージを持つ人もいるが、国の奨学金は長らく、返済義務があ…

この記事は有料記事です。

残り823文字(全文1139文字)

渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。