
Aさん(78)は印刷会社を経営している。特殊な印刷技術が売りで、バブル期にはかなりの業績を上げていたが、バブル崩壊後は、経済の落ち込みに加え、コピー機の普及やペーパーレス化などの影響で業績は次第に低迷している。
会社への融資1億5000万円
10年ほど前から、長男を後継者として、事業を引き継ごうとしてきた。長男も頑張ってくれているが、残念ながら業績低迷からは逃れることができず、コスト削減でなんとかしのいでいるのが現状だ。
業績が良かったころの蓄えは、ほとんどが会社の資金繰りに消えてしまった。機械設備も次第に老朽化しており、新規投資の余力はない。
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