サイバー攻撃の脅威

狙われた米ホテル「飲食・物販POS端末」の顧客情報

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 ホテルには観光客や出張者が宿泊するほか、会議やシンポジウムの開催場所としての顔もある。大量の個人情報やクレジットカード情報、そしてVIPの機微な個人情報がやりとりされる場所でもある。そのため、ホテルは、金銭的利益や個人情報を狙ったサイバー攻撃の標的となっている。

 ホテルで狙われてきた標的の一つが「POS(ポス)」端末である。POSは物品を販売する際にレジスターで商品名、数量、金額といった情報を収集し、管理するシステムだ。支払いをクレジットカードやデビットカードで行うと、カードの個人情報が収集される。

 米国の大手国際ホテル運営会社「HEIホテル&リゾート」は、米国内の20カ所のホテルで使っているPO…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。