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奨学金の滞納リスク「正しい知識」さえあれば怖くない

渡辺精一・経済プレミア編集部
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 大学生の4割は、日本学生支援機構(JASSO)が運営する国の奨学金を受けている。そのほとんどは返済が必要な貸与型だ。進学を後押しするメリットの一方で「借金」であるため延滞のリスクもある。「正しく利用する」ことが重要だ。

 国の奨学金の返済は、卒業の半年後に始まる。肝に銘じたいのは、滞納リスクだ。まず、延滞すればその額・期間に応じ年率5%の延滞金が上乗せされる。延滞が3カ月を超えると債権は債権回収会社に移り、個人信用情報機関に登録される。そうなるとクレジットカード審査に通らなかったり、住宅ローンが組めなくなったりする可能性がある。

 ここで落とし穴がある。延滞は解消しても、完済後5年は個人信用情報機関に登録記録が残る。つまり、22歳から20年かけて奨学金を完済しても、途中で滞納があり登録されれば、47歳までローン利用が制限される可能性がある。

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。