シニア市場の正体

孫のランドセル購入に情熱注ぐ祖父母の“切ない”理由

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 60代のあるシニア女性から「ラン活」という言葉を聞いたとき、最初は何のことかわかりませんでした。「ラン活」は、小学校入学を控えた子や孫のランドセルを手に入れる活動を指します。

 小学校の入学式は4月が一般的ですが、ランドセルの購入時期は年々早まっています。ランドセルメーカー「セイバン」が2016年に実施した「ランドセル選びに関する調査」によると、小学校入学の前年8月までに7割以上の家庭が購入検討を開始していました。人気のランドセルは、夏前に完売することもあるそうです。

 インターネットの普及で、地方のランドセル工房を知ることができるなど選択肢が広がっています。またメデ…

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。