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“浪費癖”抜けない共働き夫婦が貯蓄体質になる方法

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
 
 

 「ブラックボックス家計」の会社員A子さん(31)は会社員の夫(38)がいますが、互いの収入や貯蓄額を知りません。妊娠を機に、夫を説得して「ガラス張り家計」にすることにしました(前回参照)。「ガラス張り家計」は、夫婦が互いの収入や支出をしっかりと管理できている家計です。大切なのは、2人の収入を合算して一つの家計とし、「必要貯蓄額」を求めてしっかり貯蓄していくことです。今回は、A子さん夫妻の家計改善の模様をお伝えします。

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ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、社会保険労務士、MZ Benefit Consulting 代表取締役、オフィスベネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、顧客本位の独立系アドバイザーとして、家計相談、執筆、講演などを行っている。著書に「結局、2000万円問題ってどうなったんですか?」(サンマーク出版)など多数。