ニッポン金融ウラの裏

証券界は大丈夫か?「プリンシプル」なき惨状を憂う

浪川攻・金融ジャーナリスト
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今年の証券界と株価はどうなるか(写真は大発会=2019年1月4日、宮武祐希撮影)
今年の証券界と株価はどうなるか(写真は大発会=2019年1月4日、宮武祐希撮影)

 2019年も金融分野は問題が山積している。解決すべき課題も数多い。そのなかで「この問題の解決が最優先」という選び出しは困難だが、あえて、今回取り上げたいのが資本市場の問題である。18年後半にかけて、首をかしげざるをえない出来事が相次いだからである。

 まずは、日本取引所グループの清田瞭社長によるルール違反の投資問題である。内容は、社内規則で認められていない、タカラレーベン・インフラ投資法人など特定2銘柄の上場インフラファンドを1億円超の金額で購入していたという出来事。投資が認められている上場投資信託(ETF)同様の扱いと誤解したという。このルール違反が発覚して、同社長は「月額報酬30%を3カ月減額」という処分を受けた。

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。