JR釧路駅前=筆者撮影
JR釧路駅前=筆者撮影

政治・経済良い物をより高く売る経営

酷暑日本から逃避行?「夏の釧路」隠れた観光資源

中村智彦 / 神戸国際大学教授

 中心市街地空洞化の「見本」と言われる北海道釧路市で、夏の避暑客を呼び寄せようという新たな動きが出始めている。避暑客誘致による活性化へのハードルは少なくないが、地方都市が画一的なつくりから脱却するための方策を、釧路市の状況をもとに考えてみたい。

エアコンなしでゆっくり寝られる

 冬の始まる11月。釧路市の中心市街地を散策していた時に寄った鮮魚店のおかみと話をすると、次のように言われた。

 「寒い中来てくださって、申し訳ないわねえ。でも夏は、東京の最低気温が釧路の最高気温だから、お客さん…

この記事は有料記事です。

残り1464文字(全文1706文字)

中村智彦

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、日テレ系「世界一受けたい授業」の工場見学担当も務める。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?
 

働き方改革のしわ寄せ?「収入半減」パート女性の嘆き

 A実さん(55)は、チェーン展開する自宅近くのクリーニング店で受付のパートとして働いています。昨年「働き方改革」への対応で店舗に…

メディア万華鏡
婚約が内定、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=東京都港区の赤坂東邸で2017年9月3日、代表撮影

「開かれた皇室」が生んだ?小室さんスキャンダル報道

 ガソリン、投下しちゃった。秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期となっている米国留学中の小室圭さん(27)が1月22日、母…

知ってトクするモバイルライフ
第2弾の100億円還元キャンペーンを発表するペイペイの中山一郎社長=東京都千代田区で、今村茜撮影

ペイペイ再び「100億円キャンペーン」は小粒に還元

 ソフトバンクとヤフーが合弁で設立したQRコード決済事業者のペイペイが、総額100億円キャンペーンの第2弾を2月12日から始める。…

ニッポン金融ウラの裏
 

変革の時代に「動かない」言い訳を探す銀行の勘違い

 銀行が変革の時代を迎えていることはいまさら言うまでもない。しかし、そのような言葉がマスコミをにぎわしている割には、銀行業界で実際…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
荒野の中の一軒宿でもてなしてくれた夫婦。彼らはアフリカーナー(オランダ系白人)だった(写真は筆者撮影)

南アに囲まれた「レソト王国」入国直前まさかの撤退

 ◇南アフリカ編(6) 南アフリカに囲まれた小さな王国レソトに最も近い田舎町レディブランドまで、700キロ近くを1日で走ってきた筆…