スルガ銀行 不正の構図

スルガ銀・創業家・系列企業「三角関係」に潜む疑問点

編集部
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スルガ銀行本店=2018年11月14日、今沢真撮影
スルガ銀行本店=2018年11月14日、今沢真撮影

 スルガ銀行の創業家・岡野一族が実権を握るファミリー企業は、外部弁護士らの調査で全貌が明らかになったのだろうか。実は、ファミリー企業と銀行の資金の流れや過去の株式保有関係について、不明な点がいくつも残されている。そのうち、銀行と岡野一族の関わりの深さをうかがわせる三つの疑問点を取り上げる。

 第一の疑問は、ファミリー企業をめぐる資金の流れに不明な点が多いことだ。例えば2015年にスルガ銀行が行った自社株買いで資金を得たファミリー企業は、岡野光喜・スルガ銀行前会長の弟の喜之助・元同行副社長(16年に死去)の指示で、スルガ銀行とは別の借入先からの借金100億円を返済した。

 喜之助氏はなぜ、この借入先への返済を優先したのか、この借入先とどのような関係があり、どんな理由で100億円を借り入れていたのかといった疑問が湧く。こうした点に関して調査報告書には説明がなく、すべては「闇の中」だ。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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