サイバー攻撃の脅威

「マリオットホテル情報流出」米中対立激化との関係

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルは2018年11月30日、予約データベースがサイバー攻撃を受け、最大で顧客5億人(のちに3億8300万人に修正)の個人情報が流出した可能性があると発表した。

 盗まれたのは、氏名、住所、電話番号、誕生日、メールアドレス、暗号化されたクレジットカード情報だった。14年から18年9月にかけての予約情報が盗まれていた。そのうち3億2700万人は、パスポート情報も流出していた。

 この予約データベースは、マリオットが16年9月に買収したスターウッド・ホテル&リゾートのものである…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。