スルガ銀行 不正の構図

創業家企業支えたスルガ銀「高収益・高株価」の終わり

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スルガ銀行本店=2018年11月14日、今沢真撮影
スルガ銀行本店=2018年11月14日、今沢真撮影

岡野家ファミリー企業(5)

 スルガ銀行の創業家・岡野一族のファミリー企業について調査した取締役等責任調査委員会の報告書から浮き彫りになる構図がある。それは、スルガ銀行が高い収益を上げて高株価・高配当を維持することで、ファミリー企業の経営が支えられていた実態である。

 そもそも今回のスルガ銀行の不祥事で、銀行が高収益を続けるなかで銀行幹部はなぜ、さらに高い営業ノルマを担当者に課し、収益至上主義に走ったのかが疑問として残っていた。営業目標を達成するために、銀行幹部はパワハラまがいの言動で営業担当者や審査担当者を脅し、その結果としてシェアハウスをめぐる不正融資が広がった。

 その背景にはトップに座る岡野一族に対する一種特別な忠誠心があったと説明されてきた。だが、今回の報告…

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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