サイバー攻撃の脅威

ロシアvsジョージア軍事衝突の裏で起きた“電脳戦争”

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 現実世界での戦争とサイバー空間における攻撃が組み合わされることもある。

 黒海とカスピ海の間に位置するジョージアは、人口370万人の国である。1991年のソ連邦崩壊に伴い、共和国として独立した。当時は、グルジアと呼ばれていた。

 ジョージアには、南オセチア自治州と呼ばれる地域がある。少数民族のオセット人が多く住む。ソ連が崩壊した際、北オセチアは北オセチア共和国としてロシアの連邦に入ったが、南オセチアはジョージアの自治州となった。南オセチアはジョージアからの独立を求めている。

 2004年に就任したジョージアのミハイル・サーカシビリ大統領は、北大西洋条約機構(NATO)加盟を…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。