職場のトラブルどう防ぐ?

「子供がインフル」ママパートに“休業命令”はあり?

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 税理士のA子さん(40)は、従業員4人の会計事務所所長です。税理士業務は年末から翌年3月中旬が繁忙期です。従業員がフル稼働しても、業務処理が追いつかないほどです。ただ毎年、繁忙期とインフルエンザの流行期が重なるため、その対策に頭を悩ませています。

従業員と家族の予防接種費用を負担

 事務所の従業員は、税理士資格取得を目指すフルタイム勤務の30代の男性と女性が1人ずつ、子育て中の40代パート女性が2人です。数年前、パートの子供がインフルエンザにかかったことで従業員が次々とインフルエンザになり、業務が滞ったことがありました。

 それ以降、A子さんは秋になると、従業員だけでなく同居する家族のインフルエンザ予防接種の費用を負担す…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/