スルガ銀行 不正の構図

「93歳まで頭取」スルガ銀行創業者の強烈な個性

編集部
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自身の銅像の前に立つ岡野喜太郎・初代頭取=1956年9月15日撮影
自身の銅像の前に立つ岡野喜太郎・初代頭取=1956年9月15日撮影

スルガ銀行のルーツ(1)

 シェアハウス向け不正融資が多発した地銀、スルガ銀行(本店・静岡県沼津市)は、創業家・岡野一族による長年の経営支配が不正の根本にあるとして「創業家からの脱却」を掲げた。創業家のゆがんだ銀行支配はいつ、どのように進んでいったのか、スルガ銀行の歴史を振り返る。

 スルガ銀行のルーツは、1887(明治20)年、静岡県駿東郡愛鷹村(現沼津市)の篤農家、岡野喜太郎が設立した貯蓄組合にある。その組織が1895年、銀行条例に基づく「根方(ねがた)銀行」に改組され、喜太郎が初代頭取になった。

 喜太郎は、シェアハウス問題で2018年に引責辞任した岡野光喜・前スルガ銀行会長の曽祖父にあたる。弱…

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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