
「料理を通し、ブラジルの文化を発信できる」。群馬県大泉町の中心部、東武小泉線西小泉駅の近くにあるブラジル料理店「KAMINALUA(カミナルア)」。オーナーシェフで日系ブラジル人3世の瀬間仲(せまなか)ノルベルトさん(34)が言う。
日系3世・甲子園球児の「社会の貢献」
母方の祖母は沖縄出身だ。小さい頃から野球が大好きで、中学時代はオール・ブラジルで活躍。宮崎県の日章学園に留学し、3年生だった2002年夏の甲子園で本塁打を放つなど注目され、ドラフト7位で中日ドラゴンズに入団した。だが、1軍経験のないまま、3年で選手生活を終えた。
引退後の07年、姉と大泉町にブラジル人向けの語学教室を開いた。地域のイベントなどで、趣味のブラジル料理を出したのが評判となり、思い切って店を持つことにした。得意は「パステル」。チーズや肉を生パスタの生地で巻く、春巻きに似た軽食だ。
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