サイバー攻撃の脅威

「北朝鮮の犯行」韓国が断定した原発へのサイバー攻撃

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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韓国の古里原発=釜山市で2012年5月28日、関谷俊介撮影
韓国の古里原発=釜山市で2012年5月28日、関谷俊介撮影

 韓国電力公社傘下の原発運営会社「韓国水力原子力」が2014年12月、サイバー攻撃を受け、内部文書が流出した。盗まれたのは、同社の原子力発電所の設計書や装置のマニュアル、社員の個人情報であった。

 韓国水力原子力は12月22日、サイバー攻撃について公表し、保有する原発23基には「リスクはない」と説明した。同社は、韓国の電力の3分の1を供給している。

 サイバー攻撃が発覚したきっかけは、攻撃者が古里(コリ)原発2号機と月城(ウォルソン)原発1号機の設…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。